
自分「アハハ。はぁ〜っ?いきなり何だよ?」
トシ「ちょっとね。いくらあるの?」
自分「いくらって…そんなん言えるわけないべ。」
トシ「何で?」
何で?って…
自分「貯金なんか聞いてどうするんだよ?」
トシ「いや、いくらくらい持ってるのかなって。」
自分「少しは持ってるさ。」
トシ「少しっていくら位?」
自分「普通に生活出来るくらい。そんな多くない」
トシ「5万円くらいとか?」
おいっ!なんだこいつは…
自分「だから、俺の貯金額聞いて何がしたいだよ?」
トシ「う〜ん。ちょっと貸して欲しくってさぁ」
最初から言えばいいのに。
自分「貸してっていくら?」
トシ「10万円くらい持ってる?」
自分「はぁ〜?」
トシ「…。」
自分「何?何に使うのさ?」
トシ「いや。ちょっと携帯代がさぁ。払えてなくて。」
…。
自分「携帯代?10万ってありえないだろ?何に使ったん?」
トシ「それは…なんかイロイロ…」
自分「通話料?それともパケット?」
トシ「多分両方…。」
自分「多分ってなに?ドコモから請求来たんでしょ?」
トシ「多分…。」
自分「じゃあ明細書見れば何に使ったか分かるじゃん?」
トシ「でもなんで笠井君に教えなきゃいけないの?」
逆ギレ?
自分「なんでって。何に使ったかも知らないのに貸せない。」
トシ「う〜ん。」
自分「何に使った?」
トシ「ん〜。サイト利用料みたいなやつ。多分。」
ん?もしかして架空請求か?
自分「あ〜。エロサイトか?」
トシ「エロサイトは見たことないから違うと思う。」
自分「じゃあ出会い系?」
トシ「…多分違うと…思う。」
こいつ出会い系やってるな(笑
自分「サイト利用料なんだべ?どっちにしても10万も貸せないから。」
トシ「何でだよ〜」
自分「オレの生活費だぞ?他人の携帯代の為には貸せない。」
トシ「ケチ」
ケチってなんだ?間違ってること言ったか?
自分「おまえの携帯代の為に、自分の生活を犠牲に出来るかっつーの!」
トシ「…。」
架空請求かどうか聞こう。
自分「第一、どこから請求が来てるのさ?ドコモ?」
トシ「ドコモと関係がある会社。」
自分「ドコモじゃないんだべ?」
トシ「でもドコモ関連の会社とか言ってた。」
架空請求でよくある手だ。
会社名で調べれば一発だ。
自分「なんて会社名?」
トシ「覚えてない。」
自分「…。はぁ。」
トシ「電話かかってきて振り込めって。」
自分「じゃあさぁ。口座名とかあるべ。それは?」
トシ「それも分かんない。」
自分「じゃあ振り込めないじゃん。」
トシ「うん…忘れた。でもまた電話かかってくるから。」
ん?ちょっと待てよ。
自分「相手はトシの名前知ってるの?」
トシ「何で?」
自分「だってさ、相手の名前も知らずに電話かけてこないでしょ?」
トシ「うん…。」
自分「それに振り込んだって名前分からなきゃ、相手が振り込みの確認出来ないべ?」
トシ「うん…。」
まさか…
自分「まさか言ってないよね?」
トシ「うん…多分。」
自分「何?そのあいまいな感じは。言ったの?」
トシ「言ったかも。」
自分「かも?じゃなくて、言ったの?言ってないの?」
トシ「名字なら言ったかもしれない。」
自分「本当に名字だけ?」
トシ「もし、フルネーム言ってたらどうなるの?」
あ、これ言ったな。フルネーム。
自分「フルネーム言ったんだべ?」
トシ「…。」
自分「言った?」
トシ「…言ったかも。」
おいおい…。
自分「相手は他に何を知ってるの?」
トシ「名前だけと思う。」
またあいまいな返事。絶対ウソだ。
自分「いい?俺にウソついても何もならないんだからね。これ以上隠そうとするんなら電話切るよ。」
トシ「分かったから切らないで。名前と電話番号と他には…口座番号とか言ったかも。」
こ…、口座番号?
架空請求って大抵は無視すれば平気だけど、名前が知れた場合どうなんだろう?少額裁判とか起こされるって聞くし。
それに口座番号からどれくらいの情報が調べられるのか…。
架空請求に振り込んだ友人
第二章 〜結構ヤバイかも〜
に続く